無角和牛

2023年06月29日

こんにちは。
梅雨も本格的に始まり、ジメジメとした毎日に苦しまされています。

そんな梅雨の合間に、毎年恒例になっている阿武小学校5年生向けの、無角和種に関する授業を実施しました。

毎年、学校の先生も一緒になって前のめりに、熱心に取り組んでくれる無角和種の授業。
地域学習として、阿武町の特産品である無角和種のことを知ろう、という授業です。
昨年の様子はこちら↓
学校との関わり合い

まずは座学で、無角和種のことをお話しさせていただいたのですが、児童たちが今年は特に気合が入っている様子で聞いてくれたように感じました。

その理由は、先に無角和種の学習の時間をとり、自分たちで色々と調べた上で「無角和種の良さをいろんな人に伝えたい!」という気持ちが芽生えたことにあるようです。

その上で、牧場で働く飼育員さんの話も聞きたい!ということで、無角和種繁殖センターへ見学に来てもらいました。

よく学んだ上で、本物を目の前にした児童たちは、その大きさに驚いていました。
恐る恐る近づいてみたり、舐められてびっくりしたり。
触れ合ってみないとわからないことが多いことにも、気づいてくれたようでした。

最後には、児童たちが学習の中で気になったことを、飼育員の松村さんと兼安さんに投げかける質問コーナーを実施。
そこで出てきた質問は

「無角を育てる上で一番心がけていることはなんですか」

「無角を育てていて感じる、やりがいはなんですか」

「どうして移住して、無角に関わりたいと考えたのですか」

こんな質問が、真剣な眼差しをした児童から投げかけられます。

「出荷するときの体重は何キロですか」
「どんな食べ方が美味しいですか」
などの、子供らしい質問が出るかと思っていた大人の我々は驚きました。
基本的な情報だけではなく、飼育員の想いやその理由を訪ねて、それらをいろんな人に伝えたいと考えているようです。

基本的な情報は調べるとすぐに出てくるので、知っていることは改めて貴重な時間を使ってまで聞く必要は無い。
大人が逆に勉強させられた、貴重な時間となりました。

ここ数年力を入れてきた、地元の子供達へ無角を伝える取り組みは、少しづつ発展しながら進んでいます。

今年の学習を通じて感じたことを、児童はどのように多くの人へ伝えていってくれるのか。
どうやら、道の駅阿武町でお客さんに直接、さまざまな方法で無角和種のことを伝えてくれるようです。

その様子は、また次回。

お問い合わせ
阿武町役場
〒759-3622 山口県阿武郡阿武町大字奈古2636番地
TEL:08388-2-3114
FAX:08388-2-0100
MAIL: abumukaku@gmail.com